小石川VS進学指導重点校
部長は、来年大学受験を迎えることになります。自分の成績も気になる物の、やはり小石川の進学実績も気になるところ。そこで、今回は東京都が指定している進学指導重点校との進学実績の比較をしていきたいと思います。
1.進学指導重点校とは?
東京都教育委員会は平成13年から、進学指導に積極的に取り組み、実績を挙げている高校を進学指導重点校として認定しています。現在では、日比谷・西・国立・八王子東・戸山・青山・立川の計7校が登録されています。選定基準次のようなものです。
基準1 センター試験結果(現役)
1. 5教科7科目で受験する者の在籍者に占める割合が、おおむね6割以上
2. 難関国立大学等に合格可能な得点水準(おおむね8割)以上の者の受験者に占める割合が、おおむね1割以上
基準2 難関国立大学等(※)現役合格者数 15人
(※東京大学、一橋大学、東京工業大学、京都大学、国公立大学医学部医学科)
上記結果と、難関私立大学 (早稲田・慶応・上智大学) 進学実績も参考にしてみていきたいと思います。基準1の1の小石川のデータが探しても見当たらなかったため省略します。
2. 基準1(1)で比較
(5教科7科目で受験する者の在籍者に占める割合が、おおむね6割以上)
小石川のデータが探しても見当たらなかったため比較できませんでした。
3. 基準1(2)で比較
(難関国立大学等に合格可能な得点水準(おおむね8割)以上の者の受験者に占める割合が、おおむね1割以上)
小石川は36.4%と、日比谷、西、国立の都立トップ校には劣っています。
4. 選定基準2で比較
(難関国立大学等(※)現役合格者数 15人)
(※東京大学、一橋大学、東京工業大学、京都大学、国公立大学医学部医学科)
小石川は4学級しかないので、人数を2倍にして比較しています。8校あると見にくいので、都立トップ校(日比谷・西・国立)と、都立2番手校(八王子東・戸山・青山・立川)と2つにわけて比較したいと思います。
年によって順位は前後しますが、グラフを見ると小石川はトップ校と同じくらいの成績を残しています。特に平成28年度に日比谷を抜かしていることが筆者としては驚きでした。
5. 番外編:難関私立大学(早稲田・慶応・上智大学)の進学実績 の比較
小石川は日比谷に次いで2番目です。日比谷はやっぱり強いですね。
(小石川生は結構日比谷高校を意識しています)
6. まとめ
3つの観点から比較して小石川は都立トップ校と同じくらいの大学進学実績を挙げていることがわかりました。(個人的には小石川が堂々の1位になってほしいです)
下記の表は高校入試時の偏差値(小石川を除く)ですが、今回の結果を見る限り、偏差値と大学進学実績には相関関係があるといえます。都立中高一貫校・都立高校を受けるときの参考になれば幸いです。